2023年の彼らの挑戦が始まりました。イレブンへの応援を宜しくお願い致します。

父の日。(2015夏)

昨日、中学部の区三決と高校部の練習試合を観てきました。

中学部。
ホームで行われました。

この後行われる支部予選では、以前にはこんな仕組みがありました。
‘ 区第四代表は、支部予選で一試合多く戦わなくてはいけない。’

区予選では「優勝する」か「第四代表にならない」の二つが、わたしの中では大きな意味を持っていたことを覚えています。
今ではこの仕組みも行われていないようですが、未だに三決は気持ちが入ってしまうようです。

 

キックオフ。
早々に先制。
その後も動きよく、得点チャンスを生み出していきました。

しかし決めきれない。
この状態が続いた後、流れが大きく変わりました。
いわゆる‘ 相手の時間 ’が来てしまったのです。
この時間が長く続きました。

あの時、得点を許していたらガタガタと行ってしまったかもしれません。
とりあえずハーフまでしっかり守りきれたことが、この試合の勝因だったとわたしは思います。

そして、後半。
圧巻のプレイがありました。

中盤の選手が相手に囲まれながらドリブルで持ち込み、そのままシュート。
追加点です。
嫌な流れを断ち切る、素晴らしいプレイでした。

あそこでパスに逃げず、持ち込める強さ。
こういう選手の存在は本当に大きいものです。

終了の笛を聞かず、わたしは高校部の試合へ。
数分を残して、2-0.
勝利を確信して、その場を離れました。
(追加点もあり3-0で勝ったようです。)

中学部のみんな、最後の区大会、勝利、おめでとう。
これからの試合は、一発勝負。
気持ちを引き締めて、がんばってください。

 

高校部の相手校。
昨夏の選手権予選で敗れた相手でした。

高円宮杯U-18 東京リーグ いわゆるTリーグ(4部制)の3部に属している学校です。
一方、ベンツマーク校は地域リーグのそのまた2部。
単純に考えれば、三つほど格上の相手となります。

聞けば、この試合を組むのには大変苦労されたようです。
‘ 強い相手とやらせてほしい。’
部員たちが、監督先生に訴えたようです。
先生、ありがとうございました。

2-0.
良い試合でした。
気持ちが前に向かっていたと思います。
当然、押し込まれる時間もありましたが、失わず決めるところをしっかり決められた試合でした。

この二点は同じプレイヤーが決めました。
高一生です。
先の総体予選の際に、‘遠慮している’と評したプレイヤーです。

先週行われた試合でも二得点。
そして昨日も二得点。
特に二得点目のゴールは、チームにも彼にも意味があったように思えます。

きれいなシュートではありませんでした。
無人のゴールに転がり、吸い込まれていくシュートでした。
しかし、そこには‘ どんな形にせよ点を取る。’という気持ちが見て取れました。
これからの彼の活躍が、本当に楽しみです。

 

実はこの試合、あるプレイヤーが気になっていました。
特別印象的ではないのですが、‘ ショットのどこかしらに映っている ’そんなイメージでした。
その時点では、理由が分からなかったのですが。

長男の帰宅後、彼の言葉にその理由が分かりました。
この日のフォーメーションは、4-1-4-1 だったそうです。
四人のDFの前に、MFがまず一人、その前に四人のMF,そしてワントップのFW。

‘その1は、アンカー (DFラインの前のスペースを埋める守備的MF) か?’
‘ いや、1ボランチ、4は攻撃的MF。’
‘ そりゃ、無理だろ。一人で底を守り、組み立てにも参加するのは。’
‘当然、みんなでカバーをし合うんだけど、基本は一人。’

その1を担ったのが、‘ どこかしらに映っていた ’そのプレイヤーでした。
失点はそこそこ抑えられる。
やはり得点を増やさないことには、同じことの繰り返しになると考えたようです。

この日は、高三生が先発メンバーを決めたそうです。
フォーメーションも自分たちで考えたのかは定かでないのですが、強豪相手に思い切ったことをしたものです。

‘ ○○君(高三生)は、嫌がっただろ。地獄だよ、1ボランチは。’
‘ いや、是非おれにやらせてくれって言ったんだ。’

 

試合前に監督先生とお話しさせて頂いた時に、こんなようなことをおっしゃっていました。
‘ 最後の最後、高三生の自主性にかけてみることにしました。
彼らがどれだけチームを引っ張ることができ、その思いに下級生がどれだけ応えることができるのか。’

残り二か月、このチームにどんな変化が起こるのか、本当に楽しみになってきました。

2-0.
大きな勝利だったと思います。

 

昨日は父の日。
長男が試合帰りに、ケーキを買ってきてくれました。

 

がんばれ、ベンツマークイレブン。

 

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