大人げなく。(高校部・2015秋)
- 2015.12.14
- サッカーのこと
試合開始後、わたしはバックサイドに他の保護者と共にいました。
そこには、ベンチ外のベンツマーク校部員たち数十名も並んでいました。
より広く観たいため、前半終了後にメインサイドに移ることにしました。
試合は70分を終えても決着がつかず。
延長に持ち込まれました。
その後半10分が始っていました。
そこまで選手は80分以上を戦っています。
脚をつる選手が両チームから出始めました。
こうなると気力戦です。
相手校のベンチ外部員たちは、応援歌を歌い出しました。
わたしがいたメインサイドでは、ベンツマーク校のベンチ入り選手たちがアップを行っていました。
笑いながらアップを行う選手もちらほら。
グラウンドではイレブンたちが死力を尽くして走り回っている。
バックサイドの部員たちは観客と化している。
歌えと言っているのではありません。
自分たちのできることで、なぜプレイをしている選手たちを後押ししないのか。
アップしている選手たちも本当に出るつもりがあるのだろうか。
つもりがないなら、なぜグラウンドの選手たちに応援の声だけでも送ることができないのか。
チーム一丸となってという雰囲気が全く感じられませんでした。
そして言ってしまいました。
アップしている選手たちに向かって。
’君たちも’という気持ちを込めて。
‘ むこうサイドの部員たちは、なぜ応援をしない!
チームが一体とならないとこういう試合は勝てないよ!!‘
彼らは戸惑っていましたが、とりあえずその部員たちにわたしの注文を伝えてくれたようです。
時と場所を考えずに大人げなかったのですが。
グラウンドの選手を見ているうちにあまりに情けなくなって。
試合は、プレイしている選手だけで行うのではないと思います。
チーム全体で勝ちたいと思う気持ちのその先に、勝利があるのだと思うのです。
勝敗を分けたほんの少しの差、わたしはこう言うところにもあったのだと思っています。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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