個のすゝめ。
- 2016.01.31
- サッカーのこと
昨夜行われた、AFC・U-23選手権決勝。
二点ビハインドからの逆転勝ち。
この試合を観て、つくづく感じさせられたのは‘個’の力。
この画像は、決勝点となった浅野選手のシュート前の動きです。
身体を相手DFに預け動きを封じながら、自身は反転してボールを受けているのです。
彼は途中出場ながら、口火を切る1点目とそしてこの3点目を奪っています。
両得点とも素晴らしい個人技でした。
これまで、数多くの試合を観てきました。
各学年、A戦、B戦、C戦。
延べにすると二、三百は観たでしょうか。
試合で感じたことは、このブログでそのまま書いてきました。
‘なぜ、打たない!’
この言葉を一番使ったかもしれません。
シュートチャンスにパスを選択する。
こんな場面を多く観て来たからでしょう。
現象としては‘打たない’。
心の中では‘なぜ、撃たない!‘と悔し思い出一杯でした。
それは、彼らの気持ちの問題と常々感じてきました。
実は先日、こんなことをしてしまいました。
観戦者としては反則です。
ある練習試合。
B戦の後でした。
ある選手をネット越しに呼びました。
そして彼にこう言ったのです。
‘ パスの選択はなしだよ。(君に必要なのは)シュート、シュート。’
彼の姿を長年、観てきました。
表舞台でもう一度活躍してほしいという気持ちが抑えられなくなったのです。
余計なことでした。
彼に求められているのは、良いプレイヤーではなく危険なプレイヤーになること。
もっともっと、自分をひけらかしてもいいんだよ。
そこに気付いてほしいと思ったら、居ても立ってもいられなくなってしまったのです。
この気持ちは、彼だけに抱いているものではありません。
良いものを持っているのに、A戦に出れずにくすぶっているイレブンたちみんなに感じていることです。
いち観戦親父の助言です。
戯言です。
‘迷っているなら、わがままになってごらん。’
この決勝戦終了後のインタビュー。
浅野選手と共に呼ばれた矢島選手の言葉。
‘(浅野)たくまが入ってきた時に監督から攻めるぞという意思が伝わってきたので、そこから攻撃するしかないと思っていました。’
個のすゝめ。
そんな、期待溢れるイレブンの出現を楽しみにしています。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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