‘ ベンツマーク中学サッカー部 ’わたしの思うところ。
- 2015.04.05
- サッカーのこと
今日は少し振り返って。
この時期、新入生は新しく始まる学校生活にいろいろと思いを馳せることでしょう。
授業のことや、クラブ活動のことや。
それはこれから進学先を決めていく受験生にも、同じことが言えるかもしれませんね。
ベンツマーク校サッカー部。
その始まりである、中学部。
わたしが観てきた印象をお話しします。
あくまでも個人の感想です。
このブログでも何度かお話ししました。
わたしは小学チームの指導をしていたことがあります。
当時、チームの指導目的は‘競技継続の方向付けをする’ということでした。
‘ 中学になってもサッカーを続けてもらえるように。’ということです。
わたしはこれを勘違いしました。
‘ もらえる ’という言葉を。
確かに指導した子たちの多くは、その後もサッカーを続けてくれました。
果たしてわたしが取った姿勢は正しかったのか? 今では何とも言えません。
長男がある時、こう言いました。
‘小学校の時、もっと真面目にやっておけばよかった。’
ベンツマーク校サッカー部。
その始まりである、中学サッカー部。
はっきり言います。
‘ もらえる ’サッカーを期待するだけならば、お勧めできません。
監督先生は、怖いです。
かなり厳しく、時には感情的な言葉も使われます。
わたしはよく言うのですが、保護者からみて‘好き嫌いのはっきりする’指導者だと思っています。
しかし、わたしたち夫婦、そして長男には素晴らしい指導者でした。
何をもってそう言うのか。
怖く、厳しく、時には感情的にもなる。
けれど、‘ ぶれない’。
わたしが指導でしたような子供の気を引くような態度や、良く言えば柔軟な発言はしません。
〇は○。
×は×。
この線が我が家には分かりやすく、ぶれずに感じられたのです。
加えて、部員への愛情が見て取れました。
大げさには表わされないのですが。
これはブログにも書きました。
‘ 長男も例に漏れず、入部当初は批判めいたことを口に出していました。
しかしある時期から、それはぱったりと無くなりました。
本当に、‘ ぱったり ’です。
彼は感じたのだと思います。
‘この人に付いていけば、自分がより大きな舞台に上ることができる。’
着いていくではなく、付いていく。
後ろを歩くのではなく、監督との隙間を無くしていけば、自分に楽しいことが待っているんだと気付いたのだと思います。
つまり、これが信頼関係なのだと思います。’
長男は、中学部を卒業する頃には普通に言っていました。
‘ おれは、 監督先生を尊敬している。’
わたしは‘持ち上げるような’指導をしました。
その時には、何も感じませんでした。
しかしこのサッカー部で指導して頂き、わたしたち三人は気付いたのです。
持ち上げる指導者ではなく、こちらが見上げる指導者を欲していたんだ。
ベンツマーク校サッカー部は、学内では一、二を争う厳しい部だと聞いています。
生半可な気持ちで、続けられるような部活動ではなそうです。
我が家は入学前から情報を集め、試合を観に行き、監督先生ともお話をし、このサッカー部に入部するために入学しました。
ゼロではなかった分、予想外のことも少なかったかもしれません。
結果としてこのクラブでの三年間は長男にとって、有意義でとても思い出に残るものになったに違いありません。
(高校部はまだ終わっていませんので)
はっきり言います。
‘ もらえる ’サッカーを期待するだけならば、辛いだけの毎日になってしまうと思います。
子供自身がどうなりたいのか、子供にどう成長してもらいたいのか。
そこに尽きるとわたし個人はそう思っています。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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