其々の道。
- 2013.02.25
- サッカーのこと
昨日強風の中、試合観戦に行って来ました。
向かった先は、ベンツマーク校に程近い都立高。
この立地条件で、こんな立派なグラウンドを有していることに嫉妬を覚えました。
これは、前回お伺いした別の都立校でも同様でした。
現在、校舎の建て替えが行われているベンツマーク校。
完成時には人工芝という環境を手に入れることを引き換えに、その広さが犠牲になってしまうことが分かっています。
本当に、羨ましい。
さて、この日の試合。
ケガで離脱していた長男の復帰初戦と共に、もう一つ楽しみを抱いて脚を運びました。
実はこの相手校に、顔見知りの子がいるのです。
長男と同じ小学校に通い、クラブの一年先輩でした。
彼は地元ではちょっと名の知れた選手で、‘まさにFW’というプレイスタイルでゴールを量産していた子でした。
卒業後は地元中学に通いながら、他県のクラブチームに籍を置き頑張っているという話は漏れ聞いていました。
サッカー強豪校からの誘いもあったそうです。
しかし、‘サッカーでは食べていけないだろ’というお父さんの助言もあって、この都内有数の進学校でサッカーを続ける決意をしたそうです。
‘どんなプレイヤーに成長したのだろう?’
楽しみ一杯でした。
現地到着。
ウォーミングアップしている彼を発見。
どうやら、彼は気付いていないよう。
近くで試合の準備をしていたマネージャに聞いてみる。
‘あの子、○○君?’
‘そう、もう試合には出ているの?’
‘A戦で、先発しているのね。’
まぁ、そうだろう。
タイミング良く、彼が近づいて来たので声はかけておきました。
キックオフ。
トラップの正確さ、ドリブルの速さ、位置取り、さすがです。
しかし、孤立する場面が多い。
放ったシュートは数本だったでしょうか。
試合は、3-0でベンツマーク校の勝ち。
改めて、そしてつくづく思いました、サッカーは一人じゃ勝てないなぁと。
試合後、彼が観戦に来ていたお父さんと共に挨拶に来てくれました。
‘過去は過去、今はこのチームの中でどれだけやれるか頑張ってみます。’と話してくれたことを、とても清々しく感じました。
長男は3本目に出場。
隣でそれを観ていた彼が、‘途中出場できるよう監督にお願いしてみます。’と
先輩後輩の対決が実現しました。(嬉)
千人いれば、千の夢。
その夢も、変えざるを得ない時も来る。
けれど、常に前向きに。
そんな思いを感じて、帰宅の途についた昨日の試合でした。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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