知りたガール風ボーイ君へ。
- 2013.05.12
- その他
残念ながら、中学部は支部予選で敗退しました。
直後に、ある部員君からコメントもらいました。
そして、わたしはこの大会の感想を率直に彼に述べました。
‘上手いなぁと思う。
長男の代よりも上手いし、タレントも揃っている。
連携も見事、流れるようなサッカーをする。
けれど響いたのは、長男たちの方かな。
自分の子供がいるということを差し引いてもね。
響くって分かりづらいね。
説明もしづらいんだけどね。
君はどう解釈してくれるだろう?’
「保護者に望むもの」という題目の中では、こんなことを書きました。
‘その話の中、子供には理解しえない大人の話も出て来ます。
「こんな主旨であの練習はやっているんだぁ。」 やら、
「あんなに子供たちにプレッシャーをかけるのは、そんな意味があるんだぁ」 やら。’
昨日、その部員君がコメントをくれました。
今日また、彼に問いかけてみたいと思います。
知りたガール風ボーイ君へ
僕はベンツマーク中学の試合を数多く観続けた。
そして、気づいたことがあるんだ。
それは監督先生の指導方針みたいなものなんだけどね。
つまり、君たちが、チームがどう成長して行って欲しいかと先生が考えているか。
直接、先生からは聞いたことはないよ。
あくまでも、僕の推測なんだけどね。
まずは、この数字を見て欲しい。
2010年から2012年までの三年間における、X区内中学校の都大会進出率。
都大会に進出するには、まず区、次に支部予選を勝ちぬかなければならないよね。
例えば、昨秋の支部代表四校の都大会での戦績。
ベスト16・8・4・2位と素晴らしい結果を残している。
つまり、支部を勝ち抜くこと自体が、本当に厳しいということ分かる。
そして、X区内有力中学校の三年間9大会の都大会進出率。
W中学-支部6回進出、都大会0
K中学-支部6回進出、都大会0
O中学-支部5回進出、都大会2
U2中学-支部4回進出、都大会1
そしてベンツマーク中学-支部7回進出、都大会5
知りたガール風ボーイ君、君はこの数字をどう解釈する?
君は一番最初にくれたコメントでこう言ってたね。
‘主人公の彼とは違うかもしれませんが、僕も時々何で眠くしょぼくれた目をこすりながら、先生の怒鳴り声ときつい練習の待っている場所にわざわざ行くのかと思うとやる気がナエます。’
「監督先生は君たちにプレッシャーかけまくっている」ように僕にも見えた。
遠く離れて観ている僕でさえ、それを感じた。
なぜ、それほどまでのプレッシャーが必要なんだろうね?
僕が思うに、先生は厳しい状況下でも‘戦える君たち’になって欲しいのだと思うよ。
雨が降ろうと・風が吹こうと、狭い・広い・ぬかるんだ・がちがちに固まったグラウンド、どんな試合環境だろうと、どんなに緊張する場面であろうと、そして向き合う相手がどんなに強敵であろうと。
君たちの将来も見据えてね。
上手いことに越したことはない。
けれど、それだけじゃ、戦えないんだと思うなぁ。
それだけじゃ、観るものの心に響かないんだと思うなぁ。
昨日もらったコメント。
‘中学部が明日の高校部の試合を見学、応援しに行くことになりました。
なぜか試合がなくなったので・・・。
中学部の指揮官先生が「今の高3は気持ちの入ったプレーをする」と言っていたので、
期待で眠れそうにないです。’
なぜ、試合がなくなったんだろうね?
君たちと同じ道を進んできた先輩たち、
今日どんな試合をしてくれるのかを僕も楽しみにしているんだ。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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