試合に出る。(高校部・2015夏)
- 2015.06.28
- サッカーのこと
聞けば、来週日曜日に選手権予選の組み合わせが決まるようです。
とうとう来たなという感じです。
残っている高三生も、これで終わり。
裏を返せば、高二・高一の下級生も、高三生と公式戦でプレイできるのはこれが最後ということになります。
高三生には全員にその出場機会を手にしてほしいですし、下級生にもこの最後のチャンスを逃さないでほしいと心から願っています。
試合に出る。
試合に出ることと言うのは、まず登録メンバーに選ばれるということに他なりません。
登録メンバーに選ばれると言うことは、どういうことなのか?
回りくどい言い方は止めましょう。
‘ プレイヤーとして、監督先生方に気に入られる。’
ということでしょう。
例外もあるかもしれません。
‘ 気に入らないけど、試合にはやつが必要だ ’
と思わせる絶対的な実力があれば、選ばれるかもしれません。
それはあくまでも例外。
では、監督先生方に気に入られるにはどうすればよいのか?
サッカー以前の話は置いておいて。
先生方のやりたいサッカーを、体現できるプレイヤーになるということだと思います。
やりたいサッカーって?
分かると思います。
何故なら、わたしたち観戦者でも分かるからです。
今、実際に試合に出れていない選手なら、A戦をもっとしっかり観察してみることを勧めます。
その試合で、先生方がどんな指示を出し、アドバイスをしているのか。
どんなプレイを褒め、どんなプレイに怒りを覚えているのか。
本当によく分かります。
最近の試合を思い出してみます。
FWのプレイヤーには‘ 予測 ’という言葉をよく投げかけていらっしゃいます。
MFのプレイヤーには‘ 裏 ’と言う言葉をよく使われています。
合わせて、連動と言う言葉もよく耳にします。
想像するに、
フリーランニングできるFWを好み、
その彼の流れを止めずにゴールに直結したパスを出せるMFを
先生方は好んでいることが分かります。
これを具現化したプレイが先日の試合でありました。
二点目の、MFとFWの連携プレイです。
23番が相手と競り合い、ボールを奪取。
それを横から走り込んできた6番に出す。
6番は、左に開く。
相手選手も引っ張られる。
背後を91番の選手が縦に走る。
途中ボールを逆脚に持ち替えて、縦へのスルーパス。
6番に91番の動きが見えていたのかどうかは定かではありません。(見えていたら大したもの)
相手選手は完全に彼の動きに引っ張られているので、この縦パスが全く逆の動きとなる。
91番が抜けだして、ゴール。
先生方には、してやったりのプレイではなかったでしょうか?
また、後半にはこんな指示がよく聞かれました。
‘ 自分がやられて嫌なプレイは何だ?’
そして褒められたプレイ。
相手が前に出てくるタイミングで、裏コーナに向かってボールをけり込む。
これはパスだけではないと思います。
わたしは相手の体力を奪うためのプレイでもあると思っていました。
0-2で後半。
相手は早く一点を返したいところです。
一方、両軍疲れが見えてくる時間帯です。
相手はボールを奪いに前に出ます。
そこに、後ろに戻されるボール。
後退を余儀なくされるプレイほど、疲れている時に嫌なものはありません。
外に出しても良いのです。
相手コーナー付近で、相手ボールのスローインにさせればよいのです。
相手は戻らされ、味方は相手ゴール付近でプレイを再開できます。
気持ちは全く逆でしょう。
こんな状況判断が出来るプレイヤー。
選手権予選まで残り二か月足らず。
まだ二か月足らずもあります。
本当に試合に出たいなら、
‘ 何を求められているのかを正確につかみ、
それをこの間にしっかりアピールする ’
ことだと思います。
試合に出れるカギは、そこにあるのだと思います。
さて、この後、中学部の支部予選の応援に行ってきます!
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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