指導で残せたもの。
- 2013.10.06
- サッカーのこと
このブログでも度々書いていますが、わたしは以前小学生チームの指導をしていました。
サッカー経験のないわたしは、練習本を読み漁り、他チームそして長男の通っていたスクールの練習を覗き、その穴を埋めようと努力はしました。
しかし、今省みればどれほどのことを子供たちに残せたかは甚だ疑問が残ります。 手を抜いたということではなく・・・。
結局は、精神論に傾いていたかもしれません。
体育連盟が主催する試合、いわゆる公式戦において、わたしはカメラマンと化します。
わたしが撮る写真の特徴として、得点後の子供たちの表情を追ったものが多い。
まぁ、単に腕が未熟で、得点そのもののシーンを追いきれないということなのですが・・・。
加えて、やはり長男が写っているものが多いということ。
ある時、気付きました。
その多くのシーンに長男の姿が写っていることに。
前述したわたしの癖を考慮しても です。
得点後の写真ですから、場所的には相手陣内ペナルティー付近が多いと思います。
長男はディフェンス、CBが定位置。
その場所からは、かなり遠くに位置しているはずです。
それでもかなり、いやほとんどに顔を出しています。
抱きついたり、肩を抱いたり。
それで思い出しました。
わたしが指導していた時に、子供たちによく言っていた言葉を。
‘気持ちは伝染する。
味方のよいプレイには、みんなで喜べ。
大きく、大きく喜ぼう。
味方のミスには、文句は言うな、励ませ。’
わたしがこんなことを言っていたことを、長男はもう忘れてしまったでしょう。
しかし、体は覚えてくれているのかもしれません。
歓喜の輪に、思いっきり走りよっていく彼の姿が、そう言ってくれているような気がします。
そう思いたいのかもしれません。
わたしが残せたものとして。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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