2020年に向けて彼らの挑戦が始まりました。イレブンへの応援を宜しくお願い致します。

闘えるかどうか。

各世代別日本代表には、かつて‘黄金’と呼ばれた世代があった。
1999年ワールドユース。
準優勝。
2011年1月3日放送。
NHK証言ドキュメント 日本サッカーの50年「第五夜 未来へのリレー」より。

海外遠征を重ねただけではない。
世界を知る指導者が若者たちを見ることになった。
フィリップ・トルシエ。
アフリカの弱小チームをワールドカップに導いた実績があった。

世界基準が日本の若手に叩き込まれた。
コーチの山本昌邦 、 トルシエに 独特の指導の思惑を聞いたことがある。

(山本氏)
‘トルシエ監督もよく言ってたんですけれども、 こいつら技術はあると。
すごいと、代表よりもうまいと。
98年の終わったあとの代表よりも こいつらの方がテクニックは間違いなくあると。
(あとは)闘えるかどうかであると。’

1999年のワールドユース 直前、 新たな遠征が加えられた。
ブルキナファソ。
アフリカでも最も貧しい国のひとつと知られる国を、トルシエはあえて選んだ。
若い選手たちはそこでかつてない経験をする。

(山本氏)
‘ それはもう、想像を絶するような生活をさせられて、ドクターが「腐ってるから 食うな。」
で 、トルシエ監督が「なんでそれ食えねんだ。」って。
「 これ食えないんじゃ、世界で勝てないんだ。」って言い出して、大喧嘩になって。

間に入って「まぁまぁまぁ」って止めて、「 先生もういいよ 。
あの、日本に帰ったら、俺ちゃんと報告するんで、先生の責任じゃないということは。もう食べさせましょう。」
で、食べたんですよ。
病気になんなかったですね。’

(小野伸二氏)
‘ 食事に関してもそこ、生野菜 そのまま出てたし。
シャワー浴びたくないぐらい水もチョロチョロだし。
鉄の味がするし、非常に。
洗濯も自分たちでやらなきゃいけなかったんで、非常に大変でしたね。’

(稲本潤一氏)
‘ あのー エレベーターが落ちたりだとか、停電があったりだとか。
  すごい大きいトカゲが出たりだとか。
そーいろんな、こー環境の中で、どうやったら楽しめるか というのを自然に身につけて、身につけた結果、こう、どんな状況でも楽しくやるということを身につけたんじゃないかなと。’

ワールドユース開催国は、 ナイジェリア。
日本にとっては不利な環境と思われた。
しかし トルシエに鍛えられた若者たちの反応は 予想外のものだった。

(山本氏)
‘ ナイジェリアに行った時に、小野伸二中心に「 ナイジェリアいいとこだなって 」(笑)言った時には、 こいつらすごいなーって 。
そういう経験してるから そこがよく見えるわけですよね。‘

‘ だからいつもいい環境を与えて、サッカーの上手い子を育てるような方向性では世界では勝てません。’

大会は黒星で始まったか 彼らが気落ちすることはなかった。
自分たちのプレーを続けた。
イングランド、 ポルトガルといった強豪をも次々倒し、勝ち上がって行った。

(遠藤保仁氏)
‘ 結構疲れは来てますけど、その分試合が楽しいんで、 まぁ 気持ちの部分でカバーできてます。’

準々決勝は強豪メキシコと 国際的には無名の日本との戦いだった。
だが、試合は終始日本ペースで進んだ。
やがて日本の選手たちのプレーに、 観客が沸き始めた。
完勝だった。

今月末から始める高校総体東京都地区予選。
ベンツマークイレブンに、闘う姿を見せてほしいと思っています。

がんばれ、ベンツマークイレブン。

nice! nice!
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