愛さえあれば、歳の差なんて。
- 2013.06.26
- その他
ベンツマーク中学の新入生は、五月考査後に正式に部活動が始まります。
サッカー部の新入部員は、練習着の背中に大きく自分の苗字を書くことから始まります。
この姿で、新入生だと言うことが一目瞭然となる訳です。
ただ練習着がなくとも、その体格からして先輩たちとはすぐに見分けがつきます。
新入部員と中三生の体格の差は‵すね毛の数ほど違うね´とわたしはよく言います。(笑)
その中一生と中三生が接するのは、約二ヶ月ばかり。
中三生は夏の総体終了後に、高校部の練習に合流することになるからです。
中一生からみれば、最上級生の中三生は雲の上の先輩なのでしょう。
さて、先の練習試合。
新チームになって二試合目の試合です。
先日お話したように、今年の高三生は選手権の区切りまで十名あまりが残ってくれました。
彼らは、長男たちが入部した時の中三生。
雲の上の先輩たちなのです。
そしてこの日の試合、長男はいつもの左で先発しました。
右は、高三生の主将。
そう、雲の上の、その中の主将。
新チームになってポジションが変わり、共に担うことになったのです。
試合を観戦していると、何だか聞きなれない呼び名が連呼されています。
‘げんさん!、げんさん!’
げんさん??
私は思わず、一緒に観戦していたお父さんに聞いてしまいました。
‘今、げんさんって聞こえなかった?’
‘そう?’
耳をそば立てるとやはり聞こえてきます、‘げんさん’。
それも聞きなれた声で。
しかし、試合中は確定することはできませんでした。
家に帰って、いの一番、長男に聞いてみました。
‘おまえ、試合中に げんさん! って言ってなかった?’
‘言ったよ。決めたんだ、げんさん!って。’
‘お前・・・・、主将だよな・・・’
‘だって、げん先輩なんて言ってたら、試合にならないもの。’
‘そ、そう。’
サッカー愛さえあれば、歳の差なんて。
(・・ピッチ外では、わきまえているようですが。)
雲の上の先輩たちとプレイできるのも、残りふた月ばかり。
いや、いや、正月まで。
高校部の熱い夏が、始まろうとしています。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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