区予選敗退。(中学部・2011年秋)
- 2011.10.31
- 中体連サッカー大会
昨日の三決でベンツマーク中学サッカー部はW中に敗れ、区での敗退となりました。
W中学の皆様には支部での活躍を心から願っています。
頑張って下さい!
さて、この日のわたしの心境は‘負ける訳がない’という確信に満ちていました。
それは、この会場に集まったベンツマーク中学関係者はみな同じだったのではないでしょうか?
そんな雰囲気の中、イレブンたちにも油断が生じたのだと思います。
恒例の ‘円陣’も組まず、ふわっと試合に入り、いきなり先制を許す。
同点にした後も、不用意なミドルシュートを許す。
こんな感じでした。
前述のとおり、‘まさか負けることはないだろう’とわたしも思っていましたから、油断と言う意味では全くの同罪です。
こんな気持ちで応援に臨んだ自分に腹が立ち、昨夜はこの敗退の瞬間が夢にまで出ました。
帰りの電車の中で、この試合を何度も思い出していました。
敗因を‘油断’とだけしてしまうには、何かひっかかる。
何だろう?このひっかかりは?
以前このブログにこんなことを書きました。
「試合を見ていて思ったことがあります。それは‘喜びの表現’についてです。
わたしは以前、小学生チームの指導を六年間していました。その時に子供たちによくこう話しました‘気持は伝染するよ。うれしい時は、みんなにその気持ちが乗り移るくらい大きく表現しようよ’。
ベンツマークイレブンたちは、わたしから見ればこのあたりが少々苦手のようです。チームのカラーもあるのかもしれません。けれども、今のような乗るに乗り切れない状態ならば、もっと感情を出してもいいような気もします。
サッカーというスポーツはロースコアーゲームです。バスケットやラグビーのように数十点取り合うなんてことは、通常ありえません。つまり、1点の重みがある競技なのです。その1点をもぎとったのです。ハイタッチをするなり、みんなと抱き合うなり、もっともっと気持を前面に押し出してもいいんじゃないかなぁと思います。気持は伝染します。」
この試合もそうでした。
先制をされて、その後、同点に追いつく。
同点のシュートを放ったプレイヤーも他の10人も無表情。
なぜ、みんなで喜ばないのだろう?
抱き合わないのだろう?
これは味方のミスにも同じこと。
なぜ、ドンマイの声がかからないのだろう?
今回 区の予選を通過した三チームには同じ共通点があるように思えました。
それは、ベンツマーク中学と逆のこと。
一つのチームにまとまろうとする声やしぐさが、チーム内からかかることです。
ベンツマークイレブンたちは、確かに上手い。
けれども、みんながバラバラ。
感じたそのままを言えば、‘血の通い合っていない’集団。
上に行けば行くほど、チームが結束して難敵に当たらなくてはいけないはず。
これが今のベンツマークイレブンたちにはどうしても見えないのです。
昔の様に‘歯を見せてはいけない’なんて、指導は受けていないはず。
では、どうして?
仲が悪いの?
色々考えてしまいました。
今日から来春に向かっての練習が始まります。
わたしには技術的なものだけでない、もっと深いところにある「何か」を変えないことには、前には進めないような気がしました。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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