美しきDFライン。
- 2014.06.22
- 他著書より引用
ディフェンスとは興味深いポジションだと つくづく思います。
長男がベンツマーク校サッカー部に入部して、早五年目。
数多くの試合会場に脚を運びましたが、観るほどに興味深いものになっていくのがディフェンスというポジション。
時に、彼らの統制のとれたプレイはまさに芸術的。
昨日の区準決勝、ベンツマークイレブンDF陣も統制のとれたプレイを終始行い続けていました。
春季都大会出場校相手に、勇気を必要としたことでしょう。
現在行われているW杯。
コスタリカがウルグアイ、イタリアを連破して「死の組」の突破を決めました。
本日 朝日新聞朝刊にこんな記事が掲載されていました。
‘ コスタリカ 美しきDFライン ’より。
「 コスタリカの試合はスタンド上段から観戦するのがいい。
5人のDFがまるでラインダンスのように一直線に並び、機能的に動く様子を見るだけで楽しいのだ。
球の動きに合わせて5人が横にシフトし、マークを受け渡す。
相手FWに縦パスが入る瞬間にすっと1人が前に出てつぶす。
5人の前に位置取る4人とうまく連携し、球の出どころを即座に取り囲んだ。
スルーパスにも冷静に対応した。
副審がオフサイドの旗を挙げること11回。
5人がそろってラインを動かすことで何度も相手FWを置き去りにした。
最大の勝因は、そのDFラインを最後まで高く保ち続けたことだ。
イタリアの個人技を怒れず、勇気を持って前との距離をコンパクトにしたことで前後の挟み撃ちが機能。
運動量を抑えることにも成功した。
(中略)
勝利の笛が鳴ると、ベンチから全員が飛び出して抱き合った。
まるで優勝を決めたかのような大騒ぎだったが、内容は強豪を完璧に封じ込めての快勝だ。
‘ 我々は試合をコントロールした。期待した通り。選手たちは勝利に値する。’と語ったピント監督の言葉に誇張はない。‘」
得点シーンのような華々しさはありません。
しかし、経験・勇気そしてその鍛錬によって磨かれたディフェンス陣の美しきプレイは、観る者に感動を与えるのでしょう。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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おはようございます。
迫り来る歳には勝てず、日曜だろうが
早起きです。笑
すみません、
その記事見逃しておりました。
とてもいい記事ですね。
以前、ナスパパにはお伝えしたかも
しれませんが、僕がサッカーをやって
いた頃は今ほど人気もなく、
TVは土曜日のダイアモンドサッカー
30分間のみ、ワールドカップだって
生中継なんてもちろんなく、
録画でさえ、準決、決勝くらいでした。
今のようなトータルフットボールじゃなく、
個人技ばかりだったですね。
オランダは当時からトータルフットボールを
目指し、サイドからの攻撃の組み立てなど
今のサッカーはオランダが目指して
作り上げてきたものがどんどん
新たに完成されていると認識しています。
クライフがいたころですね。
今のように長友やら内田が
相手陣に攻め込むサッカーは
当時にはありません。
後半につづく
話がそれましたが、小さな身体でも
レギュラーをとるにはディフェンスをやる
しかなかったのです。
なのでかなり経験しました。
ディフェンスは頭を使えます、
(正確には使えます)
相手の脚の速さ、身体の大きさから
このくらいの距離なら追いつける
などと計算します。
ボールを持たせたら振り向かせない、
前を向いていたら抜かれない、
万が一抜かれそうになったら
見つからないように倒す(殺す)、
いかに相手をイライラさせるか。。
頭プラス根性、気合いです。
楽しいポジションだと思います。
その中で一番結果を出せるのが
ラインコントロール。
仲間との連携、声出し、オフサイドを
取れた時の快感。
責任がかかるポジションですし、
花形ではありませんが、見ている人は
見ています。この新聞記事のように。
そんな苦労をしている
ディフェンダー陣が
昨日のように点を取ると
本当にうれしいです。
うれしくて思わず、お父様の肩を
何度も叩いちゃいました、すみません。
もうそろそろ出動ですか?
雨ですね。
監督の言葉、
やりきれっ!!
そうです、悔いのないよう、
気持ちで気合いで頑張って欲しいです。