早く怒られるようになれ。(後記)
- 2014.05.15
- サッカーのこと
なんでもかんでも怒られればよいと思われたら困るので、書き足すことにしました。
あくまでもわたし個人の考えです。
チーとはなんでしょう?
目的達成のために集まった集団。
サッカーの場合それが競技である以上、「勝つこと」が目的であることはたがいないでしょう。
これは、どのチームも同じことだと思います。
どういうサッカーをして勝つのか、その方針に各チームの個性が出るのだと思います。
指導者と選手が一つになってそれを体現していく、それがチームなのだと思います。
「ベンツマーク中学サッカー部の監督先生は、よく怒ります。試合中でも呼びつけて怒ります。」
と書きました。
何故、怒る立場と怒られる立場が生じるのでしょう?
監督の方が年上だから?
まさか。
リーダーだからです。
選手でもなく、保護者でもなく、チームの方針を決める立場にある唯一の人間が監督だからです。
監督が決めた方針を、選手が体現していく。
じゃ、成果が伴わない場合どうなるのか。
プロならば、監督は失職ということになるでしょう。
スポーツ校でなければ、部活レベルでそれはまずないでしょうね。
つまりごく一般的な、それも移動の少ない私立校の部活では、監督の考え方は長期的に大きなウエイトを占めると考えられます。
それでは、どうしてもその方針(やり方といった方が良いかもしれません)に、合わない場合どうしたらよいのか?
自分を生かせる場を他に見つける、またはベンチで座っている。
それだけ。
とわたしは思うのです。
監督の方針に従わず、その才能を発揮できないままでいるのは、不幸せなことだと思うのです。
練習試合とは、監督の方針と選手の行動(プレイ)とのギャップを確認するテスト場だと思います。
あくまでも、確認をしあうことが大切な場なのです。
だから、怒りもし、呼びつけもするのだと思います。
わたしは長男に、‘早く怒られるようになれ。’と言いました。
やるならば、その体現者になってもらいたいと思ったからです。
リーダーの身近でその意図をしっかり理解し、最前線で体現してもらいたいと考えたからです。
長男も例に漏れず、入部当初は批判めいたことを口に出していました。
しかしある時期から、それはぱったりと無くなりました。
本当に、‘ ぱったり ’です。
彼は感じたのだと思います。
‘この人に付いていけば、自分がより大きな舞台に上ることができる。’
着いていくではなく、付いていく。
後ろを歩くのではなく、監督との隙間を無くしていけば、自分に楽しいことが待っているのだと気付いたのだと思います。
つまり、これが信頼関係なのだと思います。
怒られるようになる。
成長の一歩だと、長男の姿を追いながらそう思うようになりました。
‘ 早く怒られるようになれ。 ’
監督と向き合える最前線に身を置く。
そうすることでしか感じられないものがある。
そんな思いで、書きました。
・・・今日も、はちゃめちゃになりました。・・・
追記
監督先生は、よく怒ります。
しかし一方で、言い返されることを願っていると思います。
‘ こうこう、こういう意図で、今のプレイを行った ’と。
しっかり説明できなければ、倍になって戻ってくることでしょう。
しかし、先生は待っていると思いますよ。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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