こころがけ。(高校部・2015春)
- 2015.05.02
- サッカーのこと
最後の総体予選が終わりました。
観戦の思いをつづります。
東京C鮮中高級学校とのあの試合。
試合後に応援に来られていた保護者十数名で、試合の余韻を楽しみながら食事をしていました。
そこに高三生と高二生のかたまりが。
高三生はほとんどいたでしょうか。
サッカー部員とその保護者三十名ほど。
貸し切りのような状態になっていました。
少し入っていたわたし。
目のあった幾人かの部員を横に呼びつけました。(ごめんね)
みんな素直に話してくれました。
その中のひとり。
この予選、各プレイヤーが力の限り闘ってくれました。
その中、応援団を一番沸かせたのは彼だったことに間違いはないでしょう。
初戦の決勝弾、次戦の同点弾。
こころがけ。
記憶は確かではないのですが、こんなことを聞いたと思います。
‘ 二試合、得点の匂いがしていたね。’
彼はこう答えてくれました。
‘ それを心がけていました。’
この言葉だけははっきり覚えています。
そうか、心がけていたんだ。
彼がこのブログの存在を知っているかは分かりません。
しかし、わたしは大会前に彼にメッセージを送っていました。
‘ 昔の君が観たい。’
身体の限りを使い、ゴールを狙ってくれました。
負けた試合の一本目。
相手GKとDFと間に強引に体を入れ、ループ気味にシュート。
ほんの、ほんのわずかに外れましたが、わたしたちに希望を与えてくれました。
あの同点弾。
余計なことをせず、ダイレクトで叩き込みました。
まさに、シューターでした。
こころがけ。
人はこんなに変われるものなのか。
わたし以上に彼の変化に早く気づいたのは、他の部員たちではなかったでしょうか。
心がけひとつで、こんなにもアグレッシブに変われる。
数名の高三生が残るようです。
残り数か月のベンツマーク校サッカー生活。
思いを伝え、思いを感じてほしいと思っています。
こころがけ。
人はこんなにも変われる。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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