2020年に向けて彼らの挑戦が始まりました。イレブンへの応援を宜しくお願い致します。

運動会か総体か?(2)

昨日、ベンツマーク中学の運動会を観て来ました。
先週このブログを書いた時点での予報を良い方に覆し、晴天とはいきませんでしたが蒸すわけでもなく梅雨寒というわけでもない、ある意味運動会日和のもと開催されました。

わたしには娘、息子の二人の子どもがいます。
長女の学校は年に一度の運動会にとても力を入れていて、運動会というより運動祭と言うのにふさわしいものになっています。
そのイベントに比べると、ベンツマーク中学の運動会は至ってノーマルな、男子校らしい‘運動会’なのですが、それはそれでわたしにはとても好ましく思えます。

さて前回のブログに書きましたが、今回の運動会実行委員にはサッカー部の三年生イレブンが多数、名を連ねていました。
そしてその活動故に練習に参加が出来ない三年生イレブンが、先日の総体予選前最後の練習試合から外されたことを書きました。

昨日学校でお会いした数名の保護者の方々は、まずこの件を話題にして来られました。
「学校行事に参加して、なぜ試合に出れないのでしょうか?」「総体には二年生中心で臨むのでしょうか?だとすれば、三年生のこれまでの努力はどうなるのでしょうか?」

無論、わたしに分かる訳がありません。
しかしこの方々の気持ちはよく分かります。
また昨日の運動会をあれほど楽しめたのも、彼ら実行委員のお陰でもあります。

わたしは、他の方々と同じ一保護者です。
ただ違いがあるとすれば、この一年間土日祝日に行われた試合はほぼ全て見てきたということだけです。
そしてそのお陰か、顧問の先生方とお話する機会が他の方よりも多少多いということだけです。

前回のブログの主題「運動会か総体か?」に関しては、元々続きを書くつもりはありませんでした。
書きながら、微妙な問題だなぁと感じていたからです。
しかし、今回のこの出来事が予想以上に波紋を広げていることを感じ、逆にわたし自身、自分の考えをあらためて確認したい気持ちになりました。

元来ブログと言うのは私見の塊であるとわたしは思っています。
今回の「運動会か総体か?」に関してわたしの勝手な考えを述べます。

わたしは以前「指導の望むもの」という記述の中で、このように書きました。
わたしは、指導の理念として「年相応の当たり前のことを、当たり前のように出来る子どもを育てる」ということを望むと。

わたしはこの一年間、ベンツマーク中学サッカー部の試合を見続けて来ました。
見ているだけでは、日常行われている指導内容を理解することはできません。
けれども触りほどは感じられたかもしれません。

このクラブは、いや、もっとはっきり言えばこのクラブの監督先生は子どもたちに親切ではありません。
そしてこの監督先生、‘ある意味、自分を持っている’とわたしには思えます。
万人には受けないでしょう。
そしてそれを先生自身が分かっていらっしゃる。

わたしは、「年相応の当たり前のことを、当たり前のように出来る子どもを育てる」ことを望むと書きました。
それはわたしが少年サッカーチームの指導者をしていた時に痛感したことなのですが、このことをはなはだしく妨げるものは、指導者を初めとする大人の過保護なのです。

大人が子どもに考えさせることなく、優しく手を差しのべてしまうことが子どもたちの成長の妨げになってしまうのです。
子どもたちがプレイしているのに大人が全て指示をしてしまう、子どもたちが調べ予測して現地にたどりつくべきなのに安易に大人が送り迎えをしてしまう。
こんな光景をいやというほど見て来ました。
そう言うわたしも、思い起こせばその類の大人であったかもしれません。

以前書いたように長男は昨秋の新人戦の予選中に負傷をして、一時通常練習から離れました。
そしてポジションを失いました(と勝手に解釈しています)。
普通に考えれば、試合中に起こしたケガが原因ならば、多少の配慮もあってもいいのかも知れません。
しかし、長男が監督先生に報告しに行くと、先生からは ‘ それで?’ との一言だったといいます。

先日のブログの中で「長男の成績次第では部活の在り方を考える」と書きました。
もし長男が先生に ‘ 成績が悪いので、退部させて欲しい ’ と申し出たのならば、一言 ‘それで?’ と戻されるだろうとわたしは想像します。

「ケガをしたのは誰のせい? けがをしない身体にするのにどうすればよいのか?」
「成績が悪いのは誰のせい? 成績を上げるにはどうしたらいいのか? 部活を止めれば済むことなのか?」
大人が答えを出してしまうことで、子供が考える機会を失ってしまうことがあります。

実際、長男はケガでポジションを失った悔しさを風呂上がりのストレッチに向かわせました。
先生が同情していたら、彼はストレッチをしていたでしょうか?
親であるわたしには断言できます。
「ノー」です。
‘ 運動会か総体か?’わたしはこんな観点で考えていました。

三年生イレブンたちが、年間行事の大きな目玉でもある運動会でも中学部最上級生として大切な役割を担うことは好ましい。
そして一度引き受けたからにはその責を全うしてもらいたい と思っていました。
そして彼らは、その成果を昨日の運動会で立派に見せてくれました。

一方、彼らには「大会前のこの時期、多くの三年生部員が練習に参加しないことがどれだけの影響を及ぼすのか?公式戦は上級生のためだけにあるのではなく、一緒に戦っている下級生の目標にもなっていること」加えて「(練習を休む=試合に出る資格なし)というルール」をどれだけ考慮に入れたのかを聞きたい気持ちで一杯でした。

この間、先生方と三年生との間に交わされたやり取りは全く分かりませんから、ここからは私の憶測です。

監督先生は、多数の三年生イレブンたちの実行委員就任に対して「それで?」という意味合いの言葉を戻したのではないのでしょうか? 運動会と総体をうまく全うする方法を自分達で考えろと投げかけたのではないでしょうか?

結果として実行委員に就任した三年生イレブンたちは練習に参加せず、試合から外されました。

前述した通り、ここの監督先生は万人受けはしないでしょう。
わたし自身、理解が難しい時もあります。
しかしわたしは自分の経験からもこの先生の方針には納得して長男を預けています。
簡単に同情することよりも、突き放すことの方が長男には大事なのだと思っています。(けれど、わたしがそこまで徹しきれていません。情けない話ですが・・)

今回の「運動会か総体か?」という問題は、ある意味、教育的見地とは何かということを保護者に投げかけてきました。わたし自身、自分の考えを整理させてもらえたような気がします。

運動会が無事終わり、この週末には予選の初戦があります。
三年生イレブンたちも戻ってきます。
わたしは、三年生を中心に戦ってもらいたいと思います。
そして集大成として燃えるような試合をくり広げてもらいたいと願っています。

何だか今日は、まとまりのない長い話になってしまいましたね。

がんばれ、ベンツマークイレブン。

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