夢の続きは高校で。(2014夏)
- 2014.07.06
- 夢の続きは高校で。
慰めで言っている訳では、決してありません。
敗れはしましたが、勇気ある、賞賛に値するプレイをイレブンたちは展開してくれました。
ディフェンスラインは高く保たれ、個々は強いプレイを見せてくれました。
相手に与えた何本目かのフリーキック。
丁度、斜め後ろから見届ける格好になりました。
‘こんなに大きく曲がるキックは観たことがない。’
そう、思いました。
それもかなり正確な位置に。
ああ、この選手が得点源なのだ。
決勝点になったのも、フリーキック。
わたしはあえて、このフリーキックを与えたプレイを褒めたいと思ったのです。
もしかしたら、イレブンたちも彼のフリーキックの怖さは分かっていたかもしれません。
自陣で強く当たることが、どういう結果を起こしてしまうのか。
しかし、彼らは果敢にプレイしました。
ひっかけた訳でも、ひっぱった訳でもありません。
果敢にプレイした結果なのです。
わたしは春に負けたのち、彼らのへの注文を書き続けました。
その注文をひとつひとつクリアーするかのように、プレイをしてくれました。
後半、わたしは本気で声を出していました。
彼らを本気で応援したかったのです。
しかし、負けは負け。
相手より何か少し足りないものがあったのです。
全国までつながる中学総体。
勝ち続けて終われるのは、全国で一校のみ。
ほとんどのイレブンが、夢を残して終わるのです。
だから、わたしは今年も言うのです。
夢の続きは高校で。
夢はまだ終わったわけじゃない。
まだ途中なのです。
ご苦労様、そして、本当にありがとう。
今日の君たちは、素晴らしかった。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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