2020年に向けて彼らの挑戦が始まりました。イレブンへの応援を宜しくお願い致します。

今大会を振り返り、来春に向かっての考察。(2014秋)

高校部は先日のT京戦の敗戦を以て、本年度の高体連全大会が終了しました。
サッカー観戦親父の感想と考察を。
今大会を振り返ってと言っても、つまりのことT京戦についてのことにはなりますが。

予想外の善戦。

一、モチベーションの持続。
これについては失点を喫した時間帯も良かったと思っています。

開始5分で失点をしました。
つまり取り返すには十分な時間が残っていたということ。
このことが、焦らず、そして闘争心を覚醒させたのではないかと思うのです。
事実そのあと、球際、ヘディングの競り合い、そしてプレスをかなり厳しく行けるようになっていました。

実は試合前に、大学生のあるOBと話をしました。
彼はこう言っていました。
‘後半が問題だと思います。’わたしも同感でした。
前半の健闘空しく、後半その力の差ゆえに大きく崩れると言う試合はよくあることだからです。

この二校の実力差から考えると失点後約65分を零封した意味はとても大きく、今後の自信につながったのではないかと考えています。
引いて守るだけの姿勢では、こうは行かなかったと思います。
では、これは時間帯の幸運だけが要因だったのか。

もちろん日頃の練習の裏付けが、彼らの原動力の源になっていたのだと思います。
そしてこれは本当に勝手な推測ですが、チームとしての期待感が少なからず選手たちにあったのではないかと思うのです。
‘ このメンバーならやり返せる’の様なものです。

このブログで幾度もお話ししていますが、この二学年で中体連三大会に通年での都大会進出を果たしています。
この成功体験が、彼らのモチベーション維持に寄与したのではないかと考えるのです。
六年間を共に戦う、一貫校の利点だと思います。

試合後にある保護者の方がこうお話し下さいました。
‘やっぱり、高校部は、都大会に勝ち上がるハードルは高いんだなと感じました。中学部は、恵まれています。これを活かしてほしいです。’

わたしもそう思います。
中学部のみんなには、いつも言っているように「全国」を目指して日々の練習に打ち込んでもらいたいと心から思っています。
それが高校部での自信につながると思います。

二、シュートで終われる意識。
26、33の二選手を中心に、シュートの意識が以前に比べ強くなったように思えました。
特に、ペナルティーエリア外でフリーになった時の意識の改善が見られたと思います。

やはり、シュートで終われるということには大きな意味があります。
当たり前のことですが、相手から得点を奪える機会が持てるということ。
そしてそれは、チーム全体の士気にも影響を及ぼすということ。

ディフェンスの立場で考えてみます。
味方のシュートなく、守りだけに追われる70分。
徐々に、ストレスがたまってきます。
緊張の糸が切れてしまうこともあることでしょう。
オフェンス陣の意識改善が、ディフェンス陣の意識持続にもつながったのではないかと思います。

そしてピッチの選手の士気が高まれば、観ている選手そして応援者の気持ちも高揚します。
そこに、応援者も含めてのチームの一体感が生まれてくるのです。
会場の雰囲気が、がらっと変わります。
これは選手への大きな追い風になったことに違いありません。

シュートを打って終わるということは、本当に大事なことだとわたしは考えています。
素晴らしいパスだったけど・・・じゃ、ダメなのです。

さて、褒めるのはここまで。
では、なぜ敗戦を喫したのでしょうか。

一、シュートの精度。
これを彼らに言うのは、酷かとも思います。
何せ、校舎建て替えのあおりを受けて広く使える練習場所の確保が出来ていないわけですから。
しかしビデオを見る限りでは、正確なシュートが打てさえすれば得点が出来た機会が少なくとも二度あります。

二、パスの精度。
これもシュートと同様でしょう。
弱いパスは、カウンターの餌食です。
‘ 強いパスを正確に蹴る、ミスせずに受ける ’
予定では年内に、校庭の工事が終了することになっています。
シュートも合わせてこの精度を、来春までに磨いてもらいたいものです。

三、走力アップ。
特に速度。
あえて厳しいことを言いますが、サイドの選手に求めたいと思います。
この試合、特に守備でサイドの選手が振り切られる場面が多くみられました。
ただ物理的な速度は、やはり限界があります。
身体能力の底上げと共に、判断を早めることで相対的な速度を上げてほしいと思います。

四、身体の強化
観戦されていて、こう思われた方々も多くいらっしゃったのではないでしょうか?
‘ 後ろから押してるじゃないか!’
しかしその行為で笛が鳴ったのは、一、二度だったかと思います。
つまりあの程度のことは、高校サッカーでは当たり前だということです。
しかしベンツマークイレブンたちは、前につんのめったり、弾き飛ばされたりしています。
より体幹を強化して、相手からのプレッシャーに動じない身体を作り上げてほしいと思います。

さて最後に。
五、チーム内での競争原理。
新人戦が終わり、今まではお客さんであった中三生への‘ 戦力として’の評価が本格的に始まります。
来春までの戦力アップには、中三生の押し上げがとても大事なものになると考えています。
しかし、実はそこにわたしは危惧を感じています。
何故ならば、今までそのような競争を彼らの多くが経験をしていないと思われるからです。

現高二生と高一生は、早いうちから上級生のチームに割って入っていました。
彼らにとっては、それが当たり前になっていることだと思います。
それに比して、今の中三生は上が抜けることでポジションを手に入れた選手が多い。
これが当たり前になってしまっていると‘ 何とかして割り込んでやる ’という努力を怠ってしまうのではないかと考えてしまうのです。

口では‘ 来春はピッチに出るぞ!’と言うかもしれない。
しかし、高校部と中学部の壁は思った以上に大きいように思えるのです。
そんなに甘くはないのです。
前述の保護者の方の試合感想は、正直です。

高校部の練習に参加してみて、中学部よりかなりハードだと感じた中三生も多いはず。
その練習をすでに上級生は、何年も重ねているのです。
加えて彼らは、しっかりとした実績を残してきている。
普通に考えれば、並大抵の努力では上級生に割って入ることは難しいと断言できます。

そこで考えてもらいたいのです。
確かに割って入ることは難しい。
しかし入ることが出来たならば、自身にとってどんな喜びが待っているだろうか。

現高二生の中の数名は、昨春上級生と共にインターハイ東京都一次予選三回戦までの経験させてもらっています。
東京都のベスト20です。
スポーツ校ではないベンツマーク高がこの栄誉を得たのは、かなり久しぶりのことだと聞きました。
それを一緒に体験しているのです。
わたしは応援者として、これ以上の戦績を楽しみにしています。

中三生のみんなは、こんな経験を共にしてみたくはないだろうか?
わたしは是非、中三生のみんなに、来春、ピッチに立ってほしい。
上級生を脅かしてほしい。

プレイの精度、強靭な身体、そして押し上げ。
わたしは、記録にそして記憶に残る数々の好ゲームを必ずやこのチームが繰り広げてくれることを信じて止みません。

今日も支離滅裂。
長文ご容赦ください。

がんばれ、ベンツマークイレブン。

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