思い出のグラウンド。
- 2013.08.09
- 高校部練習試合
昨日の高校部の試合は、地元で行われました。
部活の予定表、その中に地元球技場の名を見た時から楽しみにしていました。
この球技場で、長男は数多くの経験をしました。
小学校六年、休部前の最後の試合もここで行われました。
全日本の予選で敗退し、ひと区切りをつけることになったグラウンドです。
ここで再び、長男の姿を観ることができるなんて。
仕事を自宅に持ちこむ形で、早くに帰宅。
夕方からの試合に、嫁さんと二人で出かけたのでした。
今秋の国体に、この球技場は使用されます。
それに伴い、土から人工芝に改装されたことは知っていましたが、足を踏み入れるのは実に三年ぶり。
水再生センターの屋上に併設される形で造られているこの球技場。
エスカレーターで上がって行くと、ピカピカの人工芝が。
思わず、ゴロゴロしたい衝動に駆られました。
ふかふかの人工芝、素晴らしい!
国体って、すごい!
さて、試合。
相手は、同じ地区のシード校。
いきなり先取点を取られます。
やはり、ディフェンスの不安が拭えません。
ドシっとした安定感がないというか。
と思っているうちに、長男が監督のところに呼ばれます。
安定感がないというのに、‘ヤツかよ’という感じ。
長男は出ないと言うので付いてきた嫁さんも、その場を離れます。
恐くて見てられなかったのでしょう。
その後、追いつくのですが、また失点。
センターを割られ、長男がスライディングに行くも難なくかわされゴール!
あーあ。
しかしこの後はリズムを取り戻し、失点も無く、試合としては勝ちました。
両校によるPKの練習も行い、A戦は終了。
この試合を観ていて、思ったことがあります。
それは、組合せの妙。
後半は、前半とは全く違った流れでした。
いわゆる‘負ける気がしない’という流れなのですが。
これは長男が入ったからでは、決してありません。
長男と交代に、ポジションを一つあげた選手の出来がとても良かったのです。
わたしはこの選手が、このポジションを務めるのを初めて観ました。
春先までは、FWで出場していた高三生です。
この合宿からディフェンスにコンバートされたようです。
(中学部まではディフェンダーだったようですから、戻ったというのが正確かもしれません)
そして、後半は守備的MFに。
最後の最後に、性に合ったポジションを見つけたのかも知れません。
勝手な憶測ですが。
高三の夏まで頑張っているご褒美なのかも知れませんね。
初めて観た選手の組合せでしたが、個人的にははまっていましたね。
それから、もう一つ。
このA戦、長男の他にもう一人高一生が、途中出場しました。
彼は中学部の時は、不動のレギュラーでした。
しかし、身体が細い。
上級生と比べてしまうと、ひ弱さは隠しきれませんでした。
試合中の彼への指示に、‘○○、飯食え!’というのがあったようですから。(笑)
それがこの試合は、堂々とプレイをしていました。
持ち前の運動量を活かして、至るところに顔を出していました。
試合後、たまたまわたしの前を通ったので、
‘○○君、今日はすごく良かったよ!’と声をかけると
‘ありがとうございます!’の返事。
その声が、太く低くなっていることに驚かされました。
成長してる、成長してる。
この一年、恐らく彼は悔しい思いをしてきたに違いありません。
この思いを晴らす時がやっと来たなぁと自分の子のように嬉しい思いがしました。
連敗を止め、新しい戦力を確認することができました。
この球技場は、いつまでも思い出の場所であってくれるようです。
観覧車もきれいだったなぁ。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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