セレクション。(中学部・2012年秋)
- 2012.10.22
- その他大会・合宿
再びセレクションを見に行くなど、思ってもいませんでした。
思い起こせば5年前の冬、長男の初めてのセレクションがありました。
河川敷のグラウンド。
寒風が吹きすさび、白波が立っていました。
あの日、そのグラウンドに集まった子供たちは200人を超えていたかと思います。
引率者、保護者を含めると大層な人数が、その寒風の下に集まったことになります。
昨夜行われたセレクションは、クリスマスに行われる大会に区(Jr.ユース連盟)の選抜チームとして派遣選手を選ぶもの。
観戦者は、わたし一人。
集まった選手たちは、30人足らずであったでしょうか?
このセレクションに参加できる条件は、‘試合当日に必ず来れる’ということ。
当たり前のことじゃないかと思いますよね。
これがとても難しい条件なのです。
高校入試です。
エスカレートで上がれる私立中学生、またはすでに何らかの条件により入学が決まっている生徒でなくては、年末に参加はできないでしょう。
あの日のセレクションに比べると、なんだかとても寂しいスタートでした。
セレクション形式は、やはりあの時と同じようなもの。
3チームに分かれて、2515分1本の試合をくり返していました。
初めは離れたベンチに座って眺めていました。
徐々にサイドラインに近づき、いつの間にかセンターラインにかなり近いところに。
これが、実に面白いのです。
ベンチなんかに座ってられなくなりました。
この二年間、区の予選でしのぎを削り合った選手たちが何だかうまくやっているのです。
いつものように自宅最寄駅で長男を待ち伏せして、話を聞きながら帰りました。
‘楽しかったぁ。も○ちさぁ、とってもいい奴だったよぉ!’
も○ち君とは、素晴らしき(憎き)点取り屋。
彼の学校と試合をする時には、CBである長男は彼を封じ込めることをいつも念頭に入れていたようでした。
その彼と同じチームになり、アップも二人でしたそうです。
‘も○ち、○○区では有名だよ’と話しかけたそうです。
端からあだ名で呼んでしまうところが、笑ってしまいますね。
‘あいつ、本当にうまかったなぁ。’
‘高校は、○台学園に行くらしい。高校でも同じ支部だね’
‘また対戦できたら嬉しいなぁ’とニコニコでした。
この日参加した他の選手たちも、プレイ以外に何か喜びを感じたのではないでしょうか?
スポーツは、本当にいいですよね。
垣根を吹っ飛ばしてくれる。
長男の話を聞いていて、とても心が温かくなりました。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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