新生ベンツマークイレブン。(中学部・2011年秋)
- 2011.11.07
- サッカー高円宮杯TリーグU15
ベンツマーク中学サッカー部を眺めていると、ドラマを見ている様な錯覚を覚えることがあります。
思春期を迎えたむずかしい年頃の子供たち。
彼ら同士の中にもぶつかり合いがあったり、わだかまりがあったりする。
そして熱い、熱過ぎる先生。
彼らがくり広げる、お世辞にもA級とは言えないドラマ。
先日の新人戦予選敗退後にも、新たな回がありました。
舞台を去って行った子供たちもいました。
この一年半、彼らを見続けて来たわたしにとっては、彼らの降板はとても残念なことです。
しかし、それもありでしょう。
彼らは、もう小学生ではありません。
各自考えを持ち、その考えにもとづいて起こした行動です。
A級とは言えないドラマ、だからこそわたしには見応えがあるのかもしれません。
さて、昨日は東京都ユース(U-15)サッカーリーグの試合がありました。
会場は、練馬区の私立中学。
野球場とは別に人工芝の立派なピッチを持つ、本当にうらやましい環境でした。
長男はこの日、‘新生ベンツマーク中学サッカー部の始まりだぁ!楽しくやってくる’と言って出て行きました。
様変わりした先発メンバー。
二点を先取されましたが、ねばって終了間際に同点。
二年生だけでそれも新メンバーでのクラブチームとの引き分け、大健闘と言えるでしょう。
応援団は見る限り、わたしともう一人の常連のお父さんで計二人。
二人が涙をこぼすくらい嬉しかった場面がありました。
それは、一点目。
ドンピシャのヘディングシュートを決めた彼を、イレブン皆で笑顔で迎えた場面でした。
今までなら無表情、我関せず の彼ら。
‘これだよなぁ。’ 大の大人が、涙が出るねと喜び合いました。
さて帰ろうかと腰を上げた時、わたしたち二人のところに監督先生はじめイレブンたち全員が、挨拶に来てくれました。
‘来てよかったなぁ’ こんな清々しい気持ちになったのは、いつ以来でしょうか。
新たな船出も、順風満帆ばかりではないでしょう。
けれどその一歩を踏み出した 新生ベンツマークイレブンたち。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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