ほとんど、相手陣内でプレ- した。’(2015冬)
- 2015.01.27
- 他著書より引用
長男はそう言いました。
昨日の試合は所要があり、観戦に行けませんでした。
1-2で敗れたようですが、長男はこう言いました。
‘ 前半は、チームとして落ち着かなかった。
けど、後半はほとんど相手陣内でプレ-したんだ。’
??。
サッカーのルールには、こんなことは一言も書いていません。
「試合終了時、相手陣内により長くいた方が勝ちである。」
サッカーは誰が何と言おうと、相手から一点でも多く奪ったチームが勝ちなのです。
長男の発言を聞いて、そんなことを感じていた時に丁度この記事を読みました。
毎度の朝日新聞(1/26朝刊)より
「いい試合」より勝つ手段を磨け
アジア杯準々決勝で負けたがいいサッカーをしていた、と日本を評価する人たちがいる。
本当にそうだろうか。
PK戦となった23日のアラブ首長国連邦(UAE)戦。
日本はシュート数(35本‐3本)、ボール保持率(68%-32%)で圧倒していた。~
(この後に、同じような例を3試合挙げている。)
パスをつなぎ、確実にゴールに近づくことは日本は得意だ。
しかしそれは勝つ手段として必ずしも正しくない。
「いいサッカー」の評価基準を考え直すのに、この4試合は十分な教訓だ。
どう考えたらいいのか。
手がかりは岡崎にあると思う。
ドイツ1部リーグ中位のマインツで昨季15得点、今季前半も8得点という決定力がある。
しかし右MFとして出場した昨夏のW杯前、「僕が日本代表でセンターフォワードをするなら、僕のやり方にチームがあわせてくれないとうまくいかない」と話していた。
センターフォワードとして全試合に先発した今大会、岡崎はパレスチナ戦での1得点のみ。
敵陣でパスを回す時間が長い試合ばかりだった。
「ほかの選手との距離が近くなって、自分の居場所がなくなった」
日本サッカー協会の霜田正浩技術委員長は、
「ドイツでは五分五分のチャンスで岡崎へのラストパスがでる。
日本の選手はそこで成功の確率の高い別のパスを選ぶ」と解説した。
得点に結びつく可能性の高い選択がどちらなのかは、結果が証明している。
UAE戦では日本がもっと速攻をしかければ、球の保持率は下がっても、攻め合いに勝機を見いだせただろう。
岡崎の決定力も引き出せたはずだ。
歴代の日本代表監督たちは「決定力の問題を監督が解決することはできない」と言ってきた。
そんなことはない。
得意なことを磨くのではなく、勝つ手段を磨くのが強化の本質。
ボール保持率偏重の意識を変えるだけでも、アギーレ監督に努力の余地はある。
サッカーは、相手よりも1点でも多く点を奪ったチームが勝ちなのです。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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